「06-6910-4115」の電話番号から自宅や携帯電話に電話がかかってきたときは、基本的には早めに対処する必要があります。
電話に出られなかった場合は、すぐに折り返すようにしましょう。
そこで今回は、「06-6910-4115」の電話の相手や電話の内容について解説していきます。
06-6910-4115の電話はどこから?
06-6910-4115から何回も電話が来て困ってる…
このように悩んでいる人は、ぜひ参考にしてみてください。
06-6910-4115の電話はアコムから
結論からいうと、「06-6910-4115」の電話は貸金業者のアコムです。
電話の内容は状況により異なりますが、主な内容は以下が挙げられます。
具体的な内容については、次項で一つひとつ解説していきます。
増額やキャンペーンの案内
アコムは「06-6910-4115」の電話番号で利用者に電話をかける場合、増額や各種キャンペーンを案内していることがあります。
アコムから電話が来ることには何の心当たりもない…
心当たりがない人は、増額・キャンペーンの案内である可能性が高いです。
アコムにとって、トラブルなく利用してくれるユーザーは優良顧客のため、「もっと借りてもらいたい」という心理があります。
だからこそ優良顧客には積極的に増額やキャンペーンの案内を行い、さらなる売上アップを狙っていくわけです。
返済遅延による督促連絡
「06-6910-4115」から電話が来た場合、心当たりがある人は、返済遅延による督促連絡の可能性が高いです。
返済遅延が起こると、アコムは電話や郵便物で督促連絡を行います。
返済遅延はアコムにとって損失につながる深刻な事態のため、返済期日に遅れていると分かれば、督促は毎日のように実施されます。
そのため「06-6910-4115」から電話が来て、督促連絡だということに心当たりがある人は、早めに電話に対応しましょう。
返済したような気はするので、督促連絡かどうかよくわからない…
督促連絡かわからない人は、知らず知らずのうちに残高不足による返済遅延が起きている可能性があります。
口座の入出金履歴や、あらかじめ決めたアコムの返済日をチェックしましょう。
06-6910-4115から電話が来て返済が遅延している場合は早めに折り返そう
返済が遅延している場合は、先ほども述べたように、アコム(06-6910-4115)に早めに折り返す必要があります。
督促連絡は、何らかの対応をしない限り、基本的には毎日続くからです。
ここでチェックしたいポイントは、以下の3つです。
それぞれのポイントについて重要な点を見ていきましょう。
返済できる日を相談しよう
06-6910-4115のアコムの電話番号に折り返すにあたって、返済が遅れている人は、まず返済について相談しましょう。
主に相談すべきポイントは、以下のとおりです。
- 確実に返済できる日
- 返済できない理由・事情
すみませんが、〇日の給料日にならないとお金が用意できないので、〇日に返済させてください。
このように「いつ返済できるか」を明確に伝えれば、基本的に問題はありません。
アコムが電話で連絡してくるのは、なにも利用者に嫌がらせしたいわけではありません。
単純に「いつ返済できるのか、今後の返済は大丈夫なのか」を知りたいだけなので、大事なのは状況を伝えることや相談することです。
基本的に電話口で怒られることはない
「06-6910-4115」の電話に折り返したとき、「電話口で怒られるのではないか…」と心配する人は多いかもしれません。
結論からいうと、電話口で怒鳴られたり脅されたりするようなことはありません。
〇月△日なら確実に返済できます。
わかりました。では、〇月△日に必ずお支払いをお願い致します。
電話に対応するのはアコムのテレフォンオペレーターで、良くも悪くも事務的な対応なため、怒ることはないといえます。
確かに一昔前は、消費者金融では恫喝・嫌がらせのような取り立てが行われていたこともありました。
しかし昨今は法整備がなされ、取り立てには厳しいルールが設けられたため、督促連絡も事務的な対応になったのです。
そのためアコムに返済の相談をするにあたって怖がる必要はなく、こちらも伝えたいことを明確に伝えれば問題はありません。
アコムには利用者用フリーダイヤルもある
アコムに折り返したいけど、通話料は抑えたい…
というときは、「06-6910-4115」に直接折り返すのではなく、フリーダイヤルのある問い合わせ窓口を利用しましょう。
窓口の名前 | アコム総合カードローンデスク |
---|---|
電話番号 | 0120-629-215 |
受付時間 | 9:00~18:00 |
上記のフリーダイヤルは、アコムを利用中の人専用の問い合わせ窓口です。
利用可能額の確認から返済の相談まで受け付けているため、フリーダイヤルを使いたいときは上の番号にかけてください。
06-6910-4115からの電話を放置するとどうなる?
06-6910-4115からの電話番号を放置すると、自分自身がさまざまな不利益を受けることになります。
上記のことが実際に起これば、日常生活で多くの不便が生じることになります。
返済が遅れている状況にも関わらず、さらに状況は悪化していくでしょう。
具体的にどのようなことが起こるのか、それぞれの詳細を解説していきます。
頻繁に督促連絡が来る
「06-6910-4115」の電話がアコムの督促連絡の場合、無視すれば、その後も頻繁に連絡が来るといえます。
アコムの督促連絡の方法は、以下のとおりです。
- 自宅・携帯電話に電話連絡
- 勤務先に電話連絡
- SMS(ショートメッセージ)
- 郵便物
最初のうちは自宅・携帯電話への連絡が中心ですが、返済遅延が続けば、勤務先にも連絡が入る可能性があります。
郵便物も複数回届き、中身の文章もやや強めな言い回しに変わっていくのが特徴です。
何度も連絡が来れば、家族に借り入れの事実を内緒にしている人は、督促がきっかけでバレる可能性もあります。
職場に連絡が来たことで、職場の人に知られてしまうこともあり得るでしょう。
カードローンが利用停止状態になる
アコムの督促連絡を無視し、その後も返済遅延を続けると、カードローンが利用できなくなります。
カードローンが利用停止状態になると、当然、新たな借り入れはできません。
追加融資を頼みたいなら、少なくとも現在遅延している返済分は、すべて支払う必要があります。
返済はしばらく待ってほしいけど、追加の借り入れはしたい…
このような言い分は通用しないため、注意が必要です。
一括返済を求められる
督促連絡を無視し続け、さらには返済も遅れたまま…という状況が続けば、やがて一括返済を求められるようになります。
ここでいう一括返済は、「遅れている分を一括」ではなく、「現在の借入額を一括」です。
カードローン利用中は「期限の利益」があるため、通常は一括返済を求められることはなく、分割で返済していけます。
期限の利益とは「一定の期日になるまで、債務を履行しなくていい利益(借金を返済しなくていい利益)」のことです。債務者(お金を借りる側)の利益のため、このように呼ばれています。
しかし返済が滞れば、「期限の利益の喪失」の要件を満たすため、分割での返済権利を失ってしまうのです。
この頃に届く督促状には、期限の利益を喪失したことが記載され、一括返済しなければならない旨が書かれています。
タイミングとしては、最初の返済遅延から2ヶ月~3ヶ月後が目安です。
なお、この頃にはすでに強制解約された状態にあるため、返済できたとしても再度アコムから借り入れすることはできません。
裁判所が介入し差し押さえが執行される
督促連絡を無視する行為・返済に応じない行為を続けていると、最終的に裁判所が介入することになります。
アコムが返済を求め、訴訟を起こすからです。
裁判所が介入してくる際の流れを簡単にまとめると、以下のようになります。
- 長期的な返済に対して何も対処しない状態
- 一括返済を求められる
- アコムが訴訟を起こす
- 裁判所から裁判の日程について通知が届く
- 出廷しなければ差し押さえが執行される
連絡を無視し続ければやがて裁判を起こされ、さらにその裁判にも何も対処しないでいると、最終的には差し押さえが執行されます。
差し押さえの対象となるのは、一定額以上の預貯金、給与、その他住宅や車などの財産です。
新たなローン・クレジットカードの契約が難しくなる
アコムの連絡を無視し続け、返済遅延に対して何も対処しないでいると、別のローンやクレジットカードの新規契約にも影響が出てきます。
一人ひとりの金融商品の利用・申し込み履歴が登録されている「信用情報」に、長期的な遅延の事故情報が登録されるためです。
信用情報は個人信用情報機関と呼ばれる第三者機関が管理しており、別のローン会社も顧客の信用度を確認する際に参照します。
信用情報から「長期的な遅延あり」とわかれば、多くのローン会社・クレジットカード会社は、新規契約を渋るでしょう。
いわゆるブラックリスト状態が続くことになるため、さまざまな金融商品の審査において、不利になってしまいます。
06-6910-4115から電話が来てアコムの返済が苦しいときの対処法
「06-6910-4115」の電話にどう対処すべきか悩んでいる人の中には、アコムの返済が厳しく、困っている人も多いでしょう。
返済はできないし、アコムからは何度も電話が来るし、どうしよう…
アコムの返済が苦しいときの対処法は、以下のとおりです。
返済が苦しいときは、上記のように何らかの策を講じない限り、なかなか返済できない状態から脱却することはできません。
次項からは、対処法の詳細を一つひとつ解説していきます。
毎月の支出を見直して返済しやすくする
アコムの返済が苦しいときは、まず、家計を見直しましょう。
アコムの返済以外で毎月必要な支出を整理し、不要な分を削ったり金額を小さくしたりすることで、返済しやすくする流れです。
見直しやすい支出は、以下が挙げられます。
- 食費
- 貯金
- 交際費
- 通信費
- 娯楽費
節約できる支出で節約を実践すれば、返済に充てられるお金は増えるため、アコムの返済はしやすくなります。
毎月貯金している人は、しばらくはアコムの返済優先で、貯金分を返済に充てるのも良いでしょう。
ほかには趣味・娯楽のお金を抑えたり、インターネットやスマホの料金を安いプランに変更したりする方法があります。
使わないサブスクを解約したら、生活費に余裕が出て返済しやすくなった
まずは返済に充てられるお金を増やし、返済遅延を未然に防ぎましょう。
家族や知人にお金を借りる
返済が遅れるほどアコムの返済が苦しいときは、家族や知人にいったんお金を借りて対処する方法もあります。
家族や知人からお金を借り、アコムの借入金をすべて精算すれば、しばらくは返済が厳しい状態でも信用情報は傷つきません。
自宅や携帯電話に何度も連絡がきたり、裁判を起こされたりするリスクもありません。
お金を借りた相手との関係性次第では、返済スケジュールについて、ある程度柔軟に対応してもらえる場合もあります。
ただし、家族や知人にお金を借りるときは、近しい間柄でも必ず借用書を作成しましょう。
- お金を借りたあとトラブルになった際に役立つ
- 書類を用意することで相手に誠意を見せられる
借用書を用意すべき理由で、最も重要なのは、トラブルがあった際に約束事を書類で証明できる点です。
また、書類を用意して丁寧に対応することで、相手に誠意を見せられることもメリットといえます。
アコムの返済が苦しく、返済が遅れるほど困っているときは、家族や知人にお金を借りることも検討しましょう。
おまとめローンで返済負担を減らす
アコムの返済が大変なときは、おまとめローンを利用し、返済負担を軽くすることも検討できます。
おまとめローンなら、返済を一本化できるため、毎月の返済管理が非常に楽になるのが利点です。
詳細は後述しますが、毎月の返済額や利息の負担も減らせる可能性があります。
おまとめローンは、特にアコムとあわせて複数のカードローン・キャッシングで借り入れがある人におすすめです。
具体的なメリットやおまとめローンの特徴については次項で解説するため、検討する際は参考にしてください。
債務整理を検討する
ほかには、債務整理で返済負担を大幅に抑える方法もあります。
債務整理は法的手続きの一種で、借金の減額または全額免除措置を受けることができるのが特徴です。
収入状況の悪化などから返済できなくなった人が、選択できる救済措置の一つになります。
債務整理の詳細も、おまとめローンと同様に後述しますが、手続きを行えば大幅に返済負担を減らせることが利点です。
その分、注意すべきデメリット・リスクはありますが、どうしても返済が難しいときは債務整理も検討してみましょう。
おまとめローンの特徴とメリット
ここからは、おまとめローンについてより詳しく解説していきます。
アコムの返済が難しいときは、おまとめローンを利用して負担を抑える方法が検討できるでしょう。
おまとめローン利用にあたり、チェックしておきたいポイントは以下のとおりです。
では、それぞれの項目を詳しく解説していきます。
おまとめローンとは
おまとめローンとは、複数ある借り入れを一本化し、返済負担を抑えることを目的したローン商品の一つです。
たとえば3社から借り入れがある場合、新たに別の会社でおまとめローンを契約し、その会社に3社分借り換えるかたちになります。
A社・B社・C社から50万円ずつ、合計で150万円の借り入れがあるケースを例に、利用の流れを見てみましょう。
- 借入総額である150万円でおまとめローン(D社)を申し込む
- 審査通過後、150万円の融資を受ける
- 融資されたお金で、A社・B社・C社をそれぞれ一括返済して完済する
- その後は150万円をD社のみに返済していく
上記のかたちなら、A社・B社・C社と3社分あった借り入れがD社の1社のみにまとまるため、返済管理が楽になります。
それだけでなく、おまとめローンでは毎月の返済額や利息も低くなるケースが多く、返済は圧倒的に続けやすくなるのが特徴です。
なお、おまとめローンは総量規制の特例が適用されるため、年収の3分の1を超える額でも申し込みはできます。
総量規制とは、貸金業法によって定められている「貸金業者から借りられるお金に上限を設ける法律」のことです。お金を借りる人は「年収の1/3までしかお金を借りられない」ようになっています。
例えば年収が450万円の人の場合は、150万円までしかお金を借りられないということです。
総量規制の対象は貸金業者のため、銀行からお金を借りる際には総量規制は適用されません。
おまとめローンは返済負担軽減を目的としたローン商品のため、総量規制の例外貸付けに分類されます。
Q.「おまとめローン」で金利が有利な貸金業者にローンを一本化したいのですが、貸金業者の「おまとめローン」には総量規制が適用されるのですか?
A.複数の借入れを一本化する、いわゆる「おまとめローン」は、法令が規定する一定の条件を満たせば、「顧客に一方的有利となる借換え」として総量規制の「例外貸付け」に該当し、貸金業者から年収の3分の1を超えて利用できる場合があります。
2 総量規制にかかわらず、お借入れできる貸付けの契約があります
おまとめローンのメリット
おまとめローンを利用すれば、さまざまなメリットが感じられます。
それぞれのメリットをチェックしたうえで、アコムの返済が大変なときは、おまとめローン契約を検討してみましょう。
利息負担が減る
おまとめローンを契約し、借り入れを一本化すれば、利息負担も減ることが多いです。
おまとめローンは返済負担軽減を目的としているため、金利もやや低めな傾向にあります。
たとえばA社・B社・C社の合計3社から、それぞれ年18.0%の金利で50万円ずつ借りていたとしましょう。
しかしここでⅮ社のおまとめローン150万円を年15.0%の金利で契約し、借り換えることができれば、金利は低くなります。
同じ150万円の借り入れでも、おまとめローン利用後は金利が15.0%になるため、利息額が減る仕組みです。
利息負担が減れば、返済総額も少なくなるため、おまとめローン利用後の返済は楽になるでしょう。
毎月の返済が減る
おまとめローンを利用すれば、毎月の返済額が減る可能性も高いです。
たとえば前述した例でいうと、3社から50万円ずつ借りていた場合、毎月の返済額は以下のようになります。
A社 | 15,000円 |
---|---|
B社 | 15,000円 |
C社 | 15,000円 |
毎月の返済額合計 | 45,000円 |
一方でおまとめローンで1社に150万円返済していくことになると、毎月の返済額は以下のように低く設定されます。
おまとめローン利用前 | おまとめローン利用後 | |
---|---|---|
A社 | 15,000円 | ー |
B社 | 15,000円 | ー |
C社 | 15,000円 | ー |
D社 | ー | 30,000円 |
毎月の返済額合計 | 45,000円* | 30,000円* |
注釈
*最低返済額の設定は貸金業者ごとに異なるため、あくまで例です。
毎月の返済額が低くなれば、返済負担が軽くなり、返済遅延も起こりにくくなります。
返済先が一つになるため管理しやすい
おまとめローンは、返済先が一つになるため、管理しやすいことがメリットとして挙げられます。
A社・B社・C社…と3社から借り入れしていた場合、毎月の返済額・返済日はそれぞれ異なるため、管理しにくいことが難点です。
何社も借り入れしているせいで、返済の管理がややこしくて間違えそう…
返済日・返済額を間違え、返済遅延が起こる原因にもなります。
しかし返済先が一つにまとまれば、複数の返済を管理する必要がなくなるため、返済遅延のリスクも低くなるでしょう。
おまとめローンの注意点
おまとめローンには良い点がさまざまありますが、注意点やデメリットもあります。
特に以下のことは、注意点としてあらかじめチェックしておきましょう。
- 追加融資ができない
- 審査に通らなければ利用できない
おまとめローンは追加融資不可のローン商品のため、カードローンのように、再び借り入れすることはできません。
借り換えする分の融資を受けたあとは、返済するのみになります。
また、おまとめローンにも審査はあるため、審査に通らなければ利用はできません。
審査は年収や借入状況、信用情報などに基づいて実施されますが、審査に通らないケースもあるためあらかじめ注意が必要です。
債務整理の特徴とメリット
アコムの返済が厳しいときは、対処法として債務整理の手続きをする方法もあります。
ここからは、債務整理について以下の点を詳しく解説していきます。
手続きの特徴やメリット、注意点を理解したうえで、債務整理の検討を進めましょう。
債務整理とは
債務整理とは、借り入れ(債務)を少なくしたり免除したりする法的手続きのことです。
債務整理をすれば借入額が大幅に減ったり、全額免除になったりするため、返済負担を圧倒的に軽くすることができます。
もちろんその分デメリットは伴いますが、アコムが返済できない…と困った際は検討したい手続きの一つにはなるでしょう。
債務整理には、主に以下の3つの手続きがあります。
それぞれの手続きの詳細を解説していきます。
任意整理
任意整理は、ローンによる借り入れやクレジットカードのショッピング利用額などを、減額する法的手続きです。
手続きは弁護士を通じて行うことが一般的で、今ある借金を最大5年ほどで返済できるように、必要に応じて減額措置を取ります。
減額できるのは主に利息分の額ですが、本来返済する予定だった額より返済額が少なくなるため、負担が減るのは事実です。
複数の債務がある人は、どの債務で任意整理するのか自由に選ぶことができます。
個人再生
個人再生は、現在ある債務を、任意整理より大幅に減額する法的手続きです。
どのくらい減額されるのかは、以下のように債務の金額によって異なります。
債務総額 | いくら減額されるかの目安 |
---|---|
500万円以下 | 100万円に減額 |
1,500万円以下 | 5分の1に減額 |
おおよそ、5分の1程度に減額されるのが特徴です。
任意整理とは異なり、利息だけでなく元金の部分もカットされるため、圧倒的に返済負担が減ることが利点といえます。
借金は残りますが、その後の返済はかなり楽になるといえるでしょう。
ただし、任意整理のように整理する債務は選ぶことができず、すべての債務が整理対象になるため注意が必要です。
自己破産
自己破産は、現在ある債務を、原則として全額免除にする法的手続きです。
ローンやクレジットカードの利用残高がすべてゼロになるため、自己破産後は、返済は一切不要になります。
債務整理の中では、最も借金を軽くできる手続きといえるでしょう。
ただし自己破産は、預貯金やマイホーム、マイカーなどの財産が処分の対象になるため、デメリットも非常に大きいのが特徴です。
手続きによる反動が非常に大きいため、返済に困ったときの最終手段といえるでしょう。
債務整理のメリット
債務整理には、主に以下のメリットがあります。
債務整理は、手続きするうえでさまざまな注意点がありますが、借金の負担に悩む人にとっては助かるメリットがあるのも事実です。
メリットを一つひとつ見ていきましょう。
督促連絡が来なくなる
債務整理をすると、弁護士を通じて受任通知が各債権者に送られるため、その時点で督促連絡は来なくなります。
受任通知とは、債務整理の手続きをするにあたって、弁護士が本人から依頼を受けたことを通知するものです。
その後は、債権者は債務者本人に接触することはできず、やり取りは弁護士と行っていきます。
債務整理を弁護士さんにお願いしてから、督促の電話が来なくなって気が楽になった
電話や郵便物での督促は一切なくなるため、連絡を受けることで感じていたストレスからはすっかり解放されるでしょう。
借金が減額される
債務整理をすると、手続きを通じて借金が減額・免除されます。
減額の程度は以下のとおりです。
- 任意整理…利息分のみ減額
- 個人再生…利息+元金の一部を減額
- 自己破産…借金を全額免除
減額の程度は上記のように手続きによって異なりますが、手続きを行えば、返済負担が楽になるのは間違いありません。
特に自己破産は、デメリット・リスクはあるとはいえ、借金をゼロにできるため返済の義務はなくなります。
借金が減額・免除されることは、債務整理における最大のメリットといえるでしょう。
債務整理の注意点
債務整理には大きなメリットがありますが、手続きの際は、必ず注意点やデメリットにも目を向ける必要があります。
主な注意点は、以下のとおりです。
- 信用情報に事故情報として登録される
- 保証人に影響が出る場合がある
- 自己破産では財産が処分の対象になる
債務整理をすると、その履歴は信用情報に登録されるため、一定期間はいわゆるブラックリストの状態になります。
事故情報は完済から5年~10年をめどに抹消されますが、しばらくはローンなどの契約で不利になるといえます。
また、個人再生や自己破産では整理する債務を選べないため、保証人に影響が出ることがあるのが難点です。
保証人のいる債務を債務整理した場合、今度は保証人に請求がいきます。
家族や親戚に迷惑をかけるうえに、債務整理したことがバレてしまう…
ほかには、自己破産における最大のデメリットとして注意したいのが、財産が処分の対象になることです。
自己破産は返済が免除になる代わりに、一定額以上の預貯金、所有している不動産などの財産は、差し押さえで没収されてしまいます。
債務整理を行う際は、これらのデメリットをよく認識し、手続きすべきか慎重に検討することが大切です。
06-6910-4115から電話が来たときのまとめ
「06-6910-4115」はアコムの電話番号で、電話の内容は主にキャンペーンの案内、督促連絡が挙げられます。
傾向として、督促連絡のパターンが多いため、返済が遅れていることに身に覚えがある人は早めに折り返しましょう。
連絡を無視し続けると借り入れができなくなり、最終的には一括返済を求められるなど、対応は厳しいものに変わっていきます。
アコムの返済がどうしても苦しいときは、おまとめローンや債務整理なども検討する必要があります。
それぞれの手続きの特徴やメリット・デメリットを理解したうえで、早めに適切な対処を取ることが大切です。
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