ファクタリング業者は請求書のみで利用できる？必要書類が少ない業者も紹介

ファクタリング業者を利用する際には、必ずと言っていいほど請求書が必要になります。

しかし、どのファクタリング業者でも請求書のみでは利用できません。

そのため、中にはできるだけ提出書類を減らした上でファクタリング業者を利用できないかと悩んでいる人もいるでしょう。

本記事では、ファクタリングが請求書のみで利用できない理由をはじめ、必要な書類が少ないおすすめの業者などについて解説します。

これからファクタリング業者を選ぶ人は、ぜひ本記事を参考にしてみてください。

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基本的に請求書だけで利用できる業者はない
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請求書以外にも身分証明証や決算書などが必要
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必要書類が少ないおすすめの業者が11社ある
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提出書類が少ないと書類を揃えるのに苦労しないなどメリットが多い
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請求書を準備するときは細心の注意を払う必要がある
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請求書のみで利用できる業者は基本的にはない

ファクタリング業者を利用するときは、基本的にどの業者でも請求書にプラスして何種類かの書類が必要です。

ファクタリング業者はカードローンなどと違い、信用情報をもとに審査をするわけではないため、提出してもらう書類を中心に利用者の情報を集めます。

請求書のみでも必要な情報を取集できそうですが、実際はそうも行きません。

そのため、例外を除いて基本的には複数の書類が必要です。

状況によっては請求書のみで利用できることもある

上記でも解説しましたが、状況によっては請求書のみでファクタリング業者を利用できる場合があります。

例えば、請求書のみでファクタリングを利用できる場面として、以下の2つが挙げられます。

ただし、どの業者でも上記の場合に請求書のみで利用できるわけではありません。

詳細については、それぞれの業者の公式サイトに記載されている場合がありますので、事前に確認してみましょう。

ファクタリング業者の審査で必要な書類

ここまでの解説でファクタリング業者を利用する際には、請求書の他にも書類が必要であることを理解していただけたでしょう。

では、実際にどのような書類が求められるのか解説していきます。

主に提出を求められる書類は以下のとおりです。

書類	詳細
身分証明書	代表者の身分がわかる書類
決算書または確定申告書	財務状況や経営状態がわかる書類
印鑑証明書	利用する実印が本物だと証明できる書類
取引先銀行の通帳	取引した履歴を確認するための書類
商業登記簿謄本	業者の情報を記録した書類

申し込みの際は、上記のような書類の提出を求められる場合が多いです。

ただし、利用するファクタリング業者によって求められる書類や数は異なります。

公式サイトに必要な書類が記載されていることが多いので、申込前に確認しておきましょう。

必要書類が3種類までで済むファクタリング業者11選

提出書類の少ないファクタリング業者を選ぶ際に、どの業者を選べばいいのか悩んでしまう人も多いでしょう。

そのため、本記事では提出する書類が3種類以下で済むおすすめの業者を11選紹介します。

えんナビ

えんナビの基本情報

買取対応額	手数料
50万円～5,000万円	5.0％～
対応時間	入金までの時間
24時間	最短当日
契約種別	必要書類
2社間・3社間	請求書、通帳のコピー
債権譲渡登記	対応者
非公開	法人・個人事業主

えんナビの口コミ

えんナビは請求書と通帳のコピーの2種類を提出する必要があります。

最短1日での入金にも対応していますので、急いで資金調達したい人はぜひ検討してみてください。

また、えんナビは土日でもスタッフが対応してくれますので、休みの日に資金調達が必要になった場合でも利用可能です。

多くのファクタリング業者では土日などの休日は対応していない場合が多いので、休日関係なく仕事をしている人におすすめと言えます。

さらに法人と個人事業主に対応しており、50万円から売掛債権の売却が可能です。

日本中小企業金融サポート機構

日本中小企業金融サポート機構の基本情報

買取対応額	手数料
上限なし	1.5%〜
対応時間	入金までの時間
平日9:30〜18:00	最短即日
契約種別	必要書類
2社間・3社間	通帳のコピー、売掛金に関する資料
債権譲渡登記	対応者
状況による	法人・個人事業主

日本中小企業金融サポート機構の口コミ

日本中小企業金融サポート機構は、必要書類が2点だけの最小限で済むファクタリングサービスを提供している業者です。

実際に必要な書類は通帳のコピーと売掛金に関する資料のみとなります。

また、通常のファクタリング業者では請求書が必要ですが、日本中小企業金融サポート機構の場合は契約書などでも問題ありません。

審査時間も最短30分で完了しますので、早めに結果を聞いて安心したい人にも向いています。

さらに、ファクタリングだけではなくM&Aやクラウドファンディングなど、さまざまなサービスを提供しています。

他のサービスも気になるのであれば、まずはファクタリングから利用してみるのも1つの手です。

ビートレーディング

ビートレーディングの基本情報

買取対応額	手数料
3万円~7億円	2％~12％
対応時間	入金までの時間
9時30分~18時	最短2時間
契約種別	必要書類
2社間・3社間	通帳のコピー 請求書
債権譲渡登記	対応者
なし	法人・個人事業主

ビートレーディングの口コミ

ビートレーディングは、債権に関する資料と通帳のコピーのみで申し込みができます。

債権に関する資料については、請求書の他に注文書等でも利用可能です。

そのため、請求書以外で申し込みをしたい人にも向いています。

また、PCやスマホのみでオンライン完結でき、最短2時間のスピード審査と最短即日の入金が可能です。

そのため、手軽に素早く資金調達したい人は、ぜひビートレーディングを検討していてください。

月間1,000件の契約数と多く、実績を重視して選んでいる人にもおすすめです。

QuQuMo

QuQuMoの基本情報

買取対応額	手数料
制限なし	1％~
対応時間	入金までの時間
10時~17時	最短2時間
契約種別	必要書類
2社間	請求書 通帳
債権譲渡登記	対応者
不要	法人・個人事業主

QuQuMoの口コミ

QuQuMoは、請求書と通帳の2点のみで申し込みが可能なファクタリングサービスです。

最短2時間で入金まで進めるので、緊急で資金調達したいときなどに向いています。

さらに実際に店舗へ訪問する必要もなく、オンラインで完結可能です。

急いでいるときは店舗へ訪問する時間もないことが予想されますので、オンラインで完結できると利用しやすいでしょう。

また、売掛債権の買取可能額の上限がないため、少額から高額までと幅広く対応してもらえます。

上限が問題で他社の利用ができなかった人でも、QuQuMoであれば利用できる可能性がありますので、ぜひ検討してみてください。

フリーナンス即日払い

FREENANCEの基本情報

買取対応額	手数料
1万円～上限なし	3%～10%
対応時間	入金までの時間
平日9時～18時 24時間（申し込み）	最短即日
契約種別	必要書類（一例）
2社間 3社間（要取引コード）	身分証明書 決算報告書、確定申告書 印鑑証明書 契約書、発注書、請求書など取引内容がわかる書類 登記事項証明書（登記簿謄本）※法人の場合
債権譲渡登記	対応者
不要	法人・個人事業主

FREENANCEの口コミ

フリーナンス即日払いは会員登録する際の公的身分証とファクタリング利用時の請求書だけで利用できます。

そんなフリーナンス即日払いはフリーランスや個人事業主に特化しています。

ファクタリング業者の中には法人を専門にしているところもあり、個人事業主が可能でもフリーランスは利用できないという場合も多いです。

また、手数料が3%から10%と低めに設定されている点に加えて、ファクタリング以外にもさまざまなサービスを提供しています。

もし他社で利用ができなかったフリーランスの人や個人事業主の人は、フリーナンス即日払いを検討してみましょう。

ペイトナーファクタリング

ペイトナーファクタリングの基本情報

買取対応額	手数料
1万円~100万円	10％
対応時間	入金までの時間
10時~19時	最短10分
契約種別	必要書類
2社間	本人確認書類 請求書
債権譲渡登記	対応者
なし	個人事業主

ペイトナーファクタリングの口コミ

ペイトナーファクタリングは、請求書と本人確認書類、入金明細書を提出する必要があります。

2回目以降に関しては基本的に請求書のみなので、手軽に利用しやすいでしょう。

また、最短10分で審査が完了してすぐ入金に進めます。

早くても1時間ほどかかるファクタリング業者も多いため、より早さを求めたいのであれば利用候補に入れておきましょう。

さらに手数料が10%と固定のため、利用前から資金調達の額を把握しやすいです。

累計申請の件数が10万件と多いので、実績を重視してサービスを探している人にも向いています。

メンターキャピタル

メンターキャピタルの基本情報

買取対応額	手数料
30万円〜1億円	記載なし
対応時間	入金までの時間
平日9:30〜18:30	最短即日
契約種別	必要書類
2社間・3社間	本査定申込書、通帳のコピー
債権譲渡登記	対応者
原則登記保留	法人・個人事業主

メンターキャピタルの口コミ

メンターキャピタルは、申込書と通帳のコピーの2点で利用できます。

また、資金調達も最短即日でできるため、申し込みに必要な書類を少なく済ませて早めに入金してほしい人におすすめです。

さらに、売掛債権の買取可能額が30万円から1億円と、高額利用の人だけではなく少額利用の人にも向いています。

そのため、法人だけではなく個人事業主の人もサービスを利用しやすいです。

なかなか自社に適したサービスを見つけられない場合は、メンターキャピタルも検討してみてください。

みんなのファクタリング

みんなのファクタリングの基本情報

買取対応額	手数料
1万円~300万円	7％~
対応時間	入金までの時間
9時~18時	最短60分
契約種別	必要書類
2社間	・請求書 ・入金証明書
債権譲渡登記	対応者
なし	法人・個人事業主

みんなのファクタリングの口コミ

みんなのファクタリングは身分証明書と請求書、通帳の3点を利用して申し込みをします。

土日祝日でも利用できるサービスとなっており、最短60分で入金まで進むことが可能です。

最短即日での入金に対応しているサービスは多いですが、最短60分で入金可能なところは少ない傾向にあります。

また、登録から契約までオンラインで完結できるので、自宅から自分のタイミングで申し込みがしやすいです。

もし、オンラインで申し込みをしてできるだけ早く入金してほしいのであれば、みんなのファクタリングを検討してみてください。

個人事業主やフリーランスの人も対象となりますので、多くの人が利用できるようになっています。

買速

買速の基本情報

買取対応額	手数料
10万円~	2％~
対応時間	入金までの時間
9時~19時	最短30分
契約種別	必要書類
2社間・3社間	請求書 通帳コピー 身分証
債権譲渡登記	対応者
基本なし	法人・個人事業主

買速の口コミ

買速は請求書と通帳のコピー、身分証の3点で申し込みができます。

申し込みをしてから最短30分で入金まで進めるので、資金調達を急いでいる人にもおすすめです。

また、オンラインで申し込みができるため、店舗に訪問する必要もありません。

そのため、仕事中であっても手軽に申し込みをして資金調達に進めます。

さらに買速は、個人事業主やフリーランスの人もサービスの利用が可能です。

ファクタリング業者によって、個人事業主やフリーランスだと利用できない可能性もありますので、もし他社で利用ができなかった場合は検討してみてください。

Best Factor

BestFactorの基本情報

買取対応額	手数料
最大1億円	2%〜
対応時間	入金までの時間
平日10:00〜18:00	最短即日
契約種別	必要書類
2社間・3社間	身分証明証、請求書 入出金の通帳
債権譲渡登記	対応者
登記なしも可能	法人・個人事業主

BestFactorの口コミ

Best Factorは身分証明書と請求書、入出金の通帳の3点があれば利用できます。

最短即日で売掛金を現金化できる上に、買取可能額は1億円と高いです。

そのため、利用する売掛債権の金額が高い傾向にあって、なおかつ早めに資金調達をしたい人に向いていると言えるでしょう。

さらに、Best Factorの手数料は2%からと他社の手数料よりも低い傾向にあります。

一般的に手数料が高いとされている2社間ファクタリングでも5%から利用できますので、手数料を重視している人にもおすすめです。

BEST PAY

BESTPAYの基本情報

買取対応額	手数料
100万円~3億円	5％~
対応時間	入金までの時間
10時~19時	最短翌日
契約種別	必要書類
2社間	注文書 通帳3ヶ月分 査定申込書
債権譲渡登記	対応者
なし	法人

BESTPAYの口コミ

BEST PAYは注文書と通帳3ヶ月分、申込書の3点を利用して申し込みを行います。

ファクタリングサービスについては、100万円から3億円までと幅広い売掛債権の金額に対応しています。

ただし、1億円以上になると売掛先の規模や取引年数などを考慮した上で判断されますので注意しましょう。

また、BEST PAYは着手前に資金化可能と、ファクタリングを利用することで外注や仕入れに対応できるようになっています。

利用対象者が法人のみですが、オンラインで24時間対応可能なので、法人の人で申込先に悩んだらBEST PAYも検討してみてください。

おすすめから自社に適したファクタリング業者を選ぶ際のポイント

ここまで、書類が少ないファクタリング業者を紹介しましたが、そこから自社に適している業者を選ぶ必要があります。

売却する売掛債権の金額によっては大きな額を利用する可能性もあるため、業者選びはとても重要です。

もし、選び方に悩んだ際は以下のポイントを参考にしてみてください。

できるだけ手数料の低い業者を探す

ファクタリング業者を探すときは、できるだけ手数料が低いところを選びましょう。

ファクタリングを利用しても売掛債権の全額が振り込まれるわけではありません。

実際に振り込まれる額は、売掛債権から手数料が引かれた額です。

そのため、手数料が大きいほど入金される金額も減ってしまいます。

できるだけ売掛債権の金額に近い額を調達するためにも、手数料の低い業者を探しましょう。

買取可能額が自社の希望を満たせる業者を探す

検討しているファクタリング業者の買取可能額が、自社の売却予定である売掛債権の金額に対応しているか確認しましょう。

売掛債権の買取可能額は、それぞれのファクタリング業者で決めています。

例えば、Aという業者では100万円から5,000万円までなのに対して、Bという業者では50万円から1,000万円までなどと業者によってさまざまです。

法人の場合、企業規模によっては1億円以上の高額な売掛債権の売却を考えていることもあるでしょう。

もし、上記のような場合は1億円以上の買取にも対応している業者を探さなくてはいけません。

このように、買取可能額が自社の希望を満たせるファクタリング業者を探しましょう。

予定している資金調達に間に合いそうな業者を探す

申し込みをしてから、どの程度のスピードで口座に入金されるか確認しておきましょう。

ファクタリング業者によって入金までの早さは違い、最短即日で対応してもらえるところもあれば、数日から数週間かかるところなどとさまざまです。

例えば、次の日までに資金調達をしておきたい場合、最短即日で入金してくれるファクタリング業者を探す必要があります。

また、土日に申し込みをするのであれば、休日対応も可能なのか確認しておきましょう。

このように、土日利用も含め、どの程度で入金まで進めるのか事前に調査しておくことが重要です。

法人以外の場合は個人事業主でも対応可な業者を探す

もし、個人事業主やフリーランスの人がファクタリングを利用する際は、自分が対象者に該当するか確認しましょう。

ファクタリング業者には利用できる対象者が設定されています。

例えば、本記事でも紹介したえんナビの場合は、法人と個人事業主が利用可能です。

中には法人だけしか利用できない業者もあります。

そのため、自分が利用しようとしているファクタリング業者の対象者に該当しているか、事前に公式サイトなどで確認しておきましょう。

提出書類が少ない業者を選ぶメリット

ここまでは、提出書類が少ないおすすめのファクタリング業者とその選び方について解説しました。

ですが、実際に提出書類が少ない業者を選ぶ必要があるのか疑問に思っている人もいるでしょう。

書類の少ないファクタリング業者を選ぶメリットは、主に以下の3つがあります。

書類を揃えるのに時間がかからない

提出する書類が少ないと、書類を揃えるのに時間がかかりません。

できるだけ短時間で入金まで進みたいのであれば、申し込みまでにかかる時間をいかに短縮できるかもとても重要なポイントです。

また、用意する書類の数も重要ですが、用意するのに時間がかかるかもポイントです。

例えば、本記事の提出書類の例でも紹介した登記簿謄本は、所轄の法務局で手続きをして入手する必要があります。

申し込みをする時間帯によっては翌日以降の取得になるため、必要書類の内容によっては時間がかかることも考慮しておかなければいけません。

手続きが簡単なことが多い

提出する書類が少ないと手続きが簡単な場合が多いです。

例えば、オンラインで完結できるファクタリング業者の場合、提出もオンラインで済ませる必要があるので、必要書類が少ない傾向にあります。

反対に、提出書類の数が多い場合は郵送や店舗での手続きが多い傾向です。

もし、オンラインで完結できる場合は、書類を写真で撮ってアップロードするだけで済みますので手間もかかりません。

審査結果が出るまでの時間が短い傾向にある

提出する書類が少ない場合、審査結果が出るまでの時間が短い傾向にあります。

理由としては、ファクタリング業者が確認する項目も少なくなるからです。

もし、提出書類の数が多い場合、数が多くなるのに比例して確認する項目も増えていきます。

例えば、本記事でも紹介したQuQuMoでは、必要な書類は請求書と通帳の2つのみで、入金までは最短2時間で進むことが可能です。

全てのファクタリング業者に当てはまることではありませんが、QuQuMoのように必要な書類が少ないと審査や入金までの時間が短い傾向にあります。

提出書類が少ない業者を選ぶデメリット

提出書類が少ないとメリットも多いと解説しましたが、いくつか注意点もあります。

種類が少ないことのデメリットとしては、主に以下の2つです。

実際に利用するファクタリング業者を選ぶ際は、種類が少ないことのメリットだけでなく、デメリットも把握した上で比較しながら選ぶようにしましょう。

利用時の手数料が高い傾向にある

提出する書類が少ないと、利用時の手数料が高い傾向にあります。

審査に利用する書類が少ないほど、業者としては判断材料が減ってしまうため、利用者を信用するのが難しいです。

そのため、ファクタリング業者としてもリスクが高まることから、手数料が高くなってしまうと考えられます。

ただし、提出書類が少なくても手数料が低いところもありますので、比較しつつ納得できるファクタリング業者を探してみましょう。

審査の難易度が上がってしまう可能性がある

必要な書類が少ない場合、審査の難易度が上がってしまう可能性があります。

デメリットの1つ目でも解説しましたが、ファクタリング業者からすると判断材料も減るため、利用者の売掛債権を買い取るか判断が難しくなります。

そのため、買い取るべきではない利用者から売掛債権を買わないためにも、審査の基準が厳しくなってしまう可能性も考えられるでしょう。

請求書の用意には細心の注意を払う

ここまでの解説で、ファクタリング業者を利用する際には、例外を除いて請求書が必要であることを理解していただけたでしょう。

しかし、請求書を用意する際にはいくつか注意点があります。

用意する前に以下の点を事前に確認し、注意しつつ申し込みの手続きをしましょう。

他社で利用した請求書を提出しない

他社で利用した請求書を提出するのは二重譲渡とよばれ、違法行為に該当しますのでやめておきましょう。

例えば、A社で利用した請求書をB社で利用するというような行為が二重譲渡に該当します。

故意に二重譲渡をするのはもちろんよくありませんが、請求書の管理がおろそかになってしまい、知らないうちに二重譲渡をしてしまう可能性も考えられます。

上記のような状況を作らないためにも、一度利用した請求書については使用しないよう、管理を徹底しておく必要があります。

偽造した請求書を提出しない

提出する請求書を偽装しないようにしましょう。

偽装した請求書を提出するのは、詐欺罪に該当する可能性があります。

偽装した請求書の時点でファクタリング業者を騙しており、もし売掛債権の売却が完了してしまうと、嘘をついた上で財産を得てしまいます。

ファクタリング業者や請求書関連でよくある質問

最後に、ファクタリング業者を利用する際の請求書に関するよくある質問について解説します。

解説する質問の内容は以下のとおりです。

必要な書類数だけではなく総合的に判断をして選ぶ

本記事では、ファクタリング業者を利用する際に必要な書類に関することを中心に解説しました。

ファクタリングを請求書のみでは利用できませんが、少ない書類で利用できる業者は多いです。

しかし、書類の少ない業者全てが自社に合っているわけではありません。

そのため、ファクタリング業社を選ぶ際は必要書類の数に加えて、資金調達までの早さや手数料など、さまざまなポイントを見つつ探す必要があります。

本記事でも提出書類の少ないおすすめの業者に加えて、選び方についても解説していますので、参考にしつつ自社に合うところを探してみてください。