海外FXのスプレッドを徹底比較|厳選10社の最狭ランキング形式を公開

海外FX口座ごとにスプレッドや取引手数料を比較したい。できるだけ狭い口座で取引したいからおすすめの業者を教えてほしい。

FXでポジションを保有する際は、取引をする通貨ペアごとにスプレッド分のコストがかかります。

しかし、同じ通貨ペアであっても、海外FX業者によって同じ通貨ペアでも数値が異なるのです。

海外FX業者を選ぶ際は、スプレッドの狭さも判断基準の1つにしましょう。

海外FXのスプレッドの比較に関するまとめ
  • 海外FXは業者によってスプレッドが異なる
  • スプレッドが狭い業者で取引をするとコストを抑えられる
  • スプレッドが狭いと別に取引手数料がかかる場合があるので注意
  • 時間帯や特定のタイミングで広くなることがある
  • 海外FXのスプレッドを比較して自分に合った業者を選んで取引しよう

本記事では、海外FXのスプレッドを徹底的に比較するだけではなく、狭い業者も合わせて紹介します。

海外FXの手引編集部

まずは、海外FXの最小スプレッドを通貨別に比較していきますね。

目次

海外FXの最小スプレッドを通貨ペア別に表を用いて徹底比較

海外FXの最小スプレッドを通貨ペア別に徹底的に比較します。

上記の通貨ペアの最小スプレッドを、STP口座とECN口座に分けて比較していきます。

USDJPY(ドル円)の最小スプレッドを比較

USDJPYのスプレッドをSTP口座とECN口座に分けて紹介します。

STP口座とは?

インターバンク市場から複数の価格が提示され、有利な価格で取引をします。ECN口座よりもスプレッドが高いですが、手数料はかかりません。

ECN口座とは?

ネット上に取引所があり、トレーダーが自由な価格で買いや売りを提示することで注文が成立します。手数料はかかりますが、STP口座よりもスプレッドが狭いです。

以下、USDJPYの最小スプレッドの比較表になります。

海外FX業者STP口座ECN口座
XM1.5pips0.1pips(1.1pips)
FXGT1.8pips0.2pips(0.8pips)
BigBoss1.7pips0.6pips(1.5pips)
Axiory1.3pips0.5pips(1.1pips)
iFOREX1.0pipsなし
TitanFX1.33pips0.33pips(1.03pips)
Axi1.1pips0.3pips(1.0pips)
HFM1.6pips0.1pips(0.7pips)
Traders Trust1.8pipsなし
IC Markets0.8pips0.2pips(0.9pips)
Exness1.1pips0.7pips(1.05pips)
Tradeview1.7pips0.35pips(0.85pips)
FxPro1.5pips0.4pips(1.1pips)
easymarkets1.5pipsなし
FXDD1.8pips0.6pips(1.19pips)
Vantage2.4pips0.4pips(0.75pips)
FBS1.45pips0.35pips(0.95pips)
Focus Markets1.0pips0.0pips(0.7pips)
ThreeTrader0.59pips0.07pips(0.47pips)
FxPro1.5pipsなし
YADIX1.7pips0.3pips(1.3pips)
VirtueForex2.5pipsなし
IFC Markets1.8pipsなし
MGK International1.5pipsなし
JadeForex1.8pips0.7pips(1.7pips)

USDJPYのスプレッドを見ると、ほとんどの業者は2.0pips以内となっています。

しかし、VantageやVirtueForexは2.0pipsを超えているので、USDJPYの取引にはあまり向いていないと言ってもいいでしょう。

一方、ThreeTraderやIC Marketsは比較的狭いので、取引に向いています。

微妙な差かもしれませんが、取引頻度が多くなればなるほどコストがかさむので、できるだけ狭い業者を選ぶのもコツです。

EURUSD(ユーロドル)の最小スプレッドを比較

以下、EURUSDの最小スプレッドの比較表になります。

海外FX業者STP口座ECN口座
XM1.6pips0.1pips(1.1pips)
FXGT1.6pips0.2pips(0.8pips)
BigBoss1.6pips0.7pips(1.6pips)
Axiory1.2pips0.3pips(0.9pips)
iFOREX0.7pipsなし
TitanFX1.2pips0.2pips(0.9pips)
Axi1.4pips0.2pips(0.9pips)
HFM1.2pips0.1pips(0.7pips)
Traders Trust1.3pipsなし
IC Markets0.6pips0.03pips(0.73pips)
Exness1.0pips0.6pips(0.95pips)
Tradeview0.3pips0.15pips(0.65pips)
FxPro1.7pips0.5pips(1.2pips)
easymarkets0.8pipsなし
FXDD1.8pips0.4pips(0.98pips)
Vantage0.2pips0.3pips(0.65pips)
FBS1.0pips0.2pips(0.8pips)
Focus Markets1.0pips0.0pips(0.7pips)
ThreeTrader0.59pips0.07pips(0.47pips)
FxPro1.9pipsなし
YADIX1.6pips0.2pips(1.2pips)
VirtueForex2.2pipsなし
IFC Markets1.8pipsなし
MGK International1.2pipsなし
JadeForex1.6pips0.5pips

EURUSDもUSDJPY同様に2.0pips以下に収まっていることが分かります

VirtueForexのみ2.0pipsを超えており、USDJPYでも同じように2.0pipsを超えていたので、比較的数値が高い業者です。

一方、iFOREXやTradeviewは非常に狭いので、EURUSDの取引に向いていると言ってもいいでしょう。

実際に取引をする際はSTP口座だけではなく、ECN口座のスプレッドも併せて確認してください

GBPUSD(ポンドドル)の最小スプレッドを比較

以下、GBPUSDの最小スプレッドの比較表になります。

海外FX業者STP口座ECN口座
XM1.9pips0.2pips(1.2pips)
FXGT1.6pips0.6pips(1.2pips)
BigBoss1.8pips0.9pips(1.8pips)
Axiory1.3pips0.7pips(1.3pips)
iFOREX1.1pipsなし
TitanFX1.57pips0.57pips(1.27pips)
Axi1.8pips0.3pips(1.0pips)
HFM1.9pips0.3pips(0.9pips)
Traders Trust1.7pipsなし
IC Markets0.8pips0.2pips(0.9pips)
Exness1.2pips0.7pips(1.05pips)
Tradeview0.7pips0.5pips(1.0pips)
FxPro1.9pips0.4pips(1.1pips)
easymarkets1.4pipsなし
FXDD2.2pips1.3pips(1.89pips)
Vantage1.7pips0.7pips(1.05pips)
FBS1.33pips0.4pips(1.0pips)
Focus Markets1.0pips0.0pips(0.7pips)
ThreeTrader0.74pips0.26pips(0.66pips)
FxPro2.1pipsなし
YADIX1.7pips0.4pips(1.4pips)
VirtueForex1.1pipsなし
IFC Markets3.0pipsなし
MGK International情報なしなし
JadeForex2.2pips1.2pips(2.2pips)

GBPUSDはUSDJPYやEURUSDよりもスプレッドが広いことが分かります。

しかし、ほとんどの業者が2.0pipsを下回っているので、基本的に2.0pips以下の業者を選んで取引をするといいでしょう

中でもIFC Marketsは3.0pipsと非常に高いので、GBPUSDの取引に向いていません。

GBPUSDの取引をするなら、STP口座だとIC MarketsやTradeviewがおすすめです。

ECN口座だとThreeTraderやFocus Marketsの取引コストが低いので取引に適していると言ってもいいでしょう。

海外FXの最狭スプレッドをランキング形式で紹介

海外FXの最狭スプレッドをランキング形式で紹介します。

上記の海外FXの口座の順番で、USDJPYの最狭スプレッドのランキングをまとめていきます。

低スプレッド1位:ThreeTrader(スリートレーダー)Rawゼロ口座

FX通貨ペアスプレッド
USDJPY(ドル円)0.07pips(0.47pips)
EURJPY(ユーロ円)0.2pips(0.6pips)
GBPJPY(ポンド円)0.8pips(1.2pips)
EURUSD(ユーロドル)0.0pips(0.4pips)
GBPUSD(ポンドドル)0.3pips(0.7pips)
取引手数料:往復4ドル(0.4pips)

ThreeTraderのRawゼロ口座は海外FX業者の中でも、USDJPYの取引コストが非常に狭いのが特徴です。

スプレッドと取引手数料をプラスしても、1回の取引で0.47pipsで取引できます。

ThreeTraderは期間限定で口座開設ボーナスが貰えるので、10ドル分のクレジットを活用して取引をしてみるといいでしょう。

ThreeTrader Rawゼロ口座の特徴
  • 海外FX業界の中でもトップクラスで狭い
  • 取引手数料が往復で4ドル(=0.4pips)とコストを抑えられる
  • 最低入金額が1,000ドル(日本円で約14万円)と高額
  • 短期間に売買を繰り返すスキャルピング向き
海外FXの手引編集部

最低入金額が高額なのがネックですが、余剰資金がある方は利用してみるといいでしょう。

低スプレッド2位:XMTrading(エックスエム)KIWAMI極口座

低スプレッド2位:XMTrading(エックスエム)KIWAMI極口座
FX通貨ペアスプレッド
USDJPY(ドル円)0.6pips
EURJPY(ユーロ円)0.4pips
GBPJPY(ポンド円)1.2pips
EURUSD(ユーロドル)0.1pips
GBPUSD(ポンドドル)0.2pips

XMのKIWAMI極口座も狭いスプレッドで取引をすることができ、取引手数料がかからないのが特徴です。

他にも、スワップフリーを導入しているので、マイナススワップの銘柄を長期的に保有して利益を上げることも可能になります。

KIWAMI極口座は口座開設ボーナスの対象になっているので、13,000円を活用して取引を開始してみるといいでしょう。

XM KIWAMI極口座の特徴
  • 口座開設ボーナスとして13,000円が貰える
  • スタンダード口座同様に最大レバレッジ1,000倍で取引ができる
  • スワップフリーでマイナススワップでも長期保有がしやすい
  • 最低入金額が5ドルからとFXを始めるハードルが非常に低い
海外FXの手引編集部

USDJPYのスプレッドの狭さは2位にランクインしましたが、スキャルピングだけではなく長期的な投資も可能な万能口座になりますね。

低スプレッド3位:Exness(エクスネス)ロースプレッド口座

低スプレッド3位:Exness(エクスネス)ロースプレッド口座
FX通貨ペアスプレッド
USDJPY(ドル円)0.0pips(0.7pips)
EURJPY(ユーロ円)0.4pips(1.1pips)
GBPJPY(ポンド円)0.6pips(1.3pips)
EURUSD(ユーロドル)0.0pips(0.7pips)
GBPUSD(ポンドドル)0.1pips(0.8pips)
取引手数料:往復7ドル(0.7pips)

Exnessのロースプレッド口座も、低い手数料で取引をすることができます。

最大の特徴として最大レバレッジが無制限(21億倍)で取引ができるので、非常に少ない資金でトレードを始められるのです。

約220銘柄の取引ができるので、幅広くトレードができるのも特徴の1つになります。

Exness ロースプレッド口座の特徴
  • 開設できる口座内で一番狭い
  • USDJPYのスプレッドが0.0pipsと非常に狭い
  • レバレッジが最大21億倍で取引ができるので、超少額から取引ができる。
  • 最低入金額が1,000ドル(日本円で14万円)と少々高額
海外FXの手引編集部

最低入金額が高めなのがデメリットに感じます。しかし、高いレバレッジで取引ができるので短期間で一気に利益を上げることも可能ですね。

低スプレッド4位:HFM(HFマーケット)ゼロ口座

低スプレッド4位:HFM(HFマーケット)ゼロ口座
FX通貨ペアスプレッド
USDJPY(ドル円)0.1pips(0.7pips)
EURJPY(ユーロ円)0.4pips(1.0pips)
GBPJPY(ポンド円)0.9pips(1.5pips)
EURUSD(ユーロドル)0.1pips(0.7pips)
GBPUSD(ポンドドル)0.3pips(0.9pips)
取引手数料:往復6ドル(0.6pips)

HFMのゼロ口座も同様に、スプレッドが狭いので取引コストを抑えることができます

最大レバレッジが2,000倍と、海外FXの中でもトップレベルの倍率を誇るので少ない資金でトレードが可能です。

最低入金額が決められていないので、お小遣い程度の資金からでもポジションを持つことができます

HFM ゼロ口座の特徴
  • スワップフリーを採用しているためマイナススワップを保有しても損失を出さない
  • 最大レバレッジ2,000倍と業界トップクラスの倍率で取引ができる
  • 唯一ボーナスが受け取れないのでボーナス狙いの方は注意
  • 最低入金額の設定がないため、少ない資金から取引を始められる
海外FXの手引編集部

ECN口座では珍しく最低入金額が設定されていないので、少額から取引を始めたい方におすすめですね。

低スプレッド5位:FXGT(エフエックスジーティー)ECN口座

低スプレッド5位:FXGT(エフエックスジーティー)ECN口座
FX通貨ペアスプレッド
USDJPY(ドル円)0.1pips(0.7pips)
EURJPY(ユーロ円)0.6pips(1.2pips)
GBPJPY(ポンド円)0.8pips(1.4pips)
EURUSD(ユーロドル)0.1pips(0.7pips)
GBPUSD(ポンドドル)0.2pips(0.8pips)
取引手数料:往復6ドル(0.6pips)

FXGTのECN口座も狭いスプレッドで取引ができる海外FX業者です。

しかし、すべてのボーナスが利用できないのが欠点になります。

対策としては先にボーナスが対象となっている口座を開設した後に、ECN口座を開設するといいでしょう。

FXGT ECN口座の特徴
  • 最大レバレッジ1,000倍で取引ができる
  • ボーナスが対象外のため、ボーナス狙いの方は注意
  • 約定力が高いためスキャルピングに向いている
  • 取引手数料が往復で6ドル(=0.6pips)と少々高め
海外FXの手引編集部

FXGTはボーナスが充実している業者ですが、ECN口座はすべて対象外なのが残念です。しかし、取引手数料を抑えて取引することができますね。

低スプレッド6位:AXIORY(アキシオリー)ナノ口座

低スプレッド6位:AXIORY(アキシオリー)ナノ口座
FX通貨ペアスプレッド
USDJPY(ドル円)0.2pips(0.8pips)
EURJPY(ユーロ円)0.4pips(1.0pips)
GBPJPY(ポンド円)0.9pips(1.5pips)
EURUSD(ユーロドル)0.2pips(0.8pips)
GBPUSD(ポンドドル)0.6pips(1.2pips)
取引手数料:往復6ドル(0.6pips)

AXIORYのナノ口座も非常に狭く設定されているので、低い手数料で取引をすることができます。

1回ごとにかかる取引手数料が低いので、頻繁に取引を繰り返すスキャルピングが向いている口座です。

しかし、スキャルピングは高いスキルが求められる手法なので、FX初心者がいきなり挑戦するのは難しいかもしれません。

AXIORY ナノ口座の特徴
  • スプレッド0.0pipsから取引ができる
  • 取引手数料が往復で6ドルかかる
  • 約定力が高くスキャルピング向き
  • 最大ロット数が1,000と一度に大きなポジションを持てる
海外FXの手引編集部

取引コストを抑えられるだけではなく、約定力の高さも魅力的な口座になりますね。

低スプレッド7位:TradeView(トレードビュー)ILC口座

低スプレッド7位:TradeView(トレードビュー)ILC口座
FX通貨ペアスプレッド
USDJPY(ドル円)0.4pips(0.9pips)
EURJPY(ユーロ円)0.38pips(0.88pips)
GBPJPY(ポンド円)1.5pips(2.0pips)
EURUSD(ユーロドル)0.64pips(1.14pips)
GBPUSD(ポンドドル)1.0pips(1.5pips)
取引手数料:往復5ドル(0.5pips)

TradeViewのICL口座もスプレッドが狭く、取引手数料も海外FX業者の中で低めに設定されています。

しかし、初回入金が10万円と高額なのに加えて、ボーナスが一切ありません

FX取引に使える資金が豊富にある方は、TradeViewのICL口座を利用するといいでしょう。

TradeView ICL口座の特徴
  • 取引手数料が業界の中でも比較的安い
  • 最大レバレッジが200倍と少々物足りない
  • 最低入金額が1,000ドル(日本円で約14万円)と少々高額
  • 仮想通貨やCFDの取引も可能
海外FXの手引編集部

FX初心者からすると日本円で14万円を用意するのはハードルが高いかもしれませんが、取引手数料を抑えて取引をすることができますね。

低スプレッド8位:IS6FX(アイエスシックスFX)プロゼロ口座

低スプレッド8位:IS6FX(アイエスシックスFX)プロゼロ口座
FX通貨ペアスプレッド
USDJPY(ドル円)1.0pips
EURJPY(ユーロ円)2.2pips
GBPJPY(ポンド円)2.7pips
EURUSD(ユーロドル)1.1pips
GBPUSD(ポンドドル)1.3pips

IS6FXのプロゼロ口座はスプレッド分だけコストがかかり、取引手数料がかからないのが特徴です。

メジャーな通貨ペアのみ対象ですが、スワップフリーを導入しているので長期的な取引にも向いています。

短期間で売買を行うスキャルピングにも向いているので、幅広いトレードができるでしょう。

IS6FX プロゼロ口座の特徴
  • 取引コストはスプレッドだけであり、取引手数料はかからない
  • スワップフリーを採用しているので、マイナススワップを保有して損失を出さない
  • 最大レバレッジが500倍と他の口座よりも倍率が低い
  • ロスカット率が10%と他の口座よりも低い
海外FXの手引編集部

中級者から上級者向けの口座にはなりますが、取引スキルがある方はプロゼロ口座で取引をしてみるといいでしょう。

低スプレッド9位:TitanFX(タイタンFX)Zeroブレード口座

低スプレッド9位:TitanFX(タイタンFX)Zeroブレード口座
FX通貨ペアスプレッド
USDJPY(ドル円)0.33pips(1.03pips)
EURJPY(ユーロ円)0.74pips(1.44pips)
GBPJPY(ポンド円)1.45pips(2.15pips)
EURUSD(ユーロドル)0.02pips(0.9pips)
GBPUSD(ポンドドル)0.57pips(1.27pips)
取引手数料:往復7ドル(0.7pips)

TitanFXのZeroブレード口座もスプレッドが狭い口座ですが、他の業者と比べると若干取引手数料が高めです。

ですが、約定力が高い業者なので、スキャルピングに向いている口座だと言ってもいいでしょう。

頻繁に取引を行う方はZeroブレード口座がおすすめです。

TitanFX ゼロブレード口座の特徴
  • スプレッド0.0pipsから取引できる
  • 取引手数料が往復で7ドルかかる
  • 約定力が高さは業界でもトップクラス
  • スキャルピング向けの口座なので、中級者から上級者におすすめ
海外FXの手引編集部

ゼロブレード口座はAXIORYのナノ口座のように約定力の高さが売りの口座なので、スキャルピングに向いていると言ってもいいですね。

低スプレッド10位:BigBoss(ビッグボス)プロスプレッド口座

低スプレッド10位:BigBoss(ビッグボス)プロスプレッド口座
FX通貨ペアスプレッド
USDJPY(ドル円)0.4pips(1.3pips)
EURJPY(ユーロ円)0.4pips(1.3pips)
GBPJPY(ポンド円)1.1pips(2.0pips)
EURUSD(ユーロドル)0.3pips(1.2pips)
GBPUSD(ポンドドル)1.7pips(2.6pips)
取引手数料:往復9ドル(0.9pips)

BigBossのプロスプレッド口座も同様に狭いですが、取引手数料が1回のトレードごとに0.9pipsかかってしまいます。

海外FXの中でも非常に高い取引手数料なので、トレーダーからすると気になるポイントになるかもしれません。

しかし、おすすめできない口座ではありませんので、頻繁に取引をしたい方は利用してみるといいでしょう

BigBoss プロスプレッド口座の特徴
  • 取引手数料がスタンダード口座よりも低い
  • 取引手数料は他の業者よりも高め
  • 最大レバレッジ1,111倍で取引が可能
  • 最低入金額が決められていないので少額からポジションが持てる
海外FXの手引編集部

他の業者と比べると取引手数料は高いですが、最大レバレッジ1,111倍で取引ができるのは魅力的ですね。

海外FXのスプレッドとは?

そもそも、海外FXのスプレッドとは、どのようなモノなのかについて紹介します。

上記の順番で分かりやすく解説していきます。

スプレッドが広い業者と狭い業者の違いとは?

海外FXは業者によってスプレッドの狭さが異なるので、口座開設をする際は確認した方がいい項目の1つになっています。

なぜ、業者ごとに差が出るかというと、取引方法が「NDD方式」と「DD方式」の2つに分けられるからです。

NDD方式とDD方式は、以下の違いがあります。

NDD方式DD方式
スプレッド広め狭め
取引の透明性高い低い
業者側の利益スプレッドや手数料取引による損失

NDD方式とDD方式は、上記のような違いがあるのです。

海外FXには、NDD方式の業者もあればDD方式の業者もあります。

つまり、取引方式の違いによって、広い業者と狭い業者が現れるのです。

DD方式はスプレッドが狭いことが多いので、トレーダーからすると利用するメリットがあるように感じるでしょう。

しかし、取引の透明性が低く、トレーダーの取引による損失が業者側の利益になるのです。

DD方式は狭いスプレッドというメリット以上のデメリットを感じる場合があるで、トレーダー側は取引をする際に注意が必要になります。

海外FXはスプレッドが狭いだけで業者を選ぶのは危険性が高いということになるでしょう。

口座によって手数料がかかる場合がある

海外FXは口座によってスプレッド以外に、取引手数料がかかる場合があります。

基本的に2つ以上の口座が用意されており、「STP口座」と「ECN口座」を開設できることが多いです。

STP口座とECN口座は、以下の違いがあります。

STP口座ECN口座
スプレッド広め狭め
取引手数料なしあり
最大レバレッジ高い低い

STP口座はスプレッドが広めに設定されていますが、取引手数料がかかりません。

一方、ECN口座は狭めに設定されていますが、取引ごとに手数料がかかります。

しかし、ECN口座の方がトータルの取引手数料が低いことが多いので、スキャルピングのような短期売買に向いているのです。

しかし、短期売買はレベルが高いと言われているので、FX初心者の方は取引手法を確立してスキルを上げてから挑んだ方がいいでしょう。

海外FXのゴールドのスプレッドを業者ごとに表を用いて比較

以下、海外FXのゴールドのスプレッドを業者ごとに比較した表になります。

海外FX業者口座タイプゴールドのスプレッド
XMスタンダード口座2.5pips
FXGTStandard+口座0.76pips
BigBossスタンダード口座2.6pips
Axioryスタンダード口座6.3pips
iFOREXエリート口座3.9pips
ThreeTraderPureスプレッド口座1.63pips
TitanFXZeroスタンダード口座2.39pips
Axiスタンダード口座1.9pips
HFMプレミアム口座2.8pips
Traders Trustプロ口座1.8pips
IC Marketsスタンダード口座1.9pips
Exnessスタンダード口座20.0pips
TradeviewXレバレッジ口座2.2pips
FxProスタンダード口座3.0pips
easymarketsスタンダード口座40.0pips
FXDDスタンダード口座3.7pips
Vantageスタンダード口座2.47pips
FBSスタンダード口座0.23pips
Focus Marketsスタンダード口座0.1pips
ThreeTraderPureスプレッド口座1.63pips

ゴールドはボラティリティが高いため、短期間で大きな利益を狙うこともできる銘柄になります。

しかし、業者によって大きく広がっている場合があるので、上記の表を参考にしてみてください。

例えば、「FXGT」や「Focus Markets」はゴールドのスプレッドが狭いので、取引に適していると言ってもいいでしょう。

ゴールドの取引の専用口座として利用をして、他の通貨ペアは他の業者で取引をするなど、使い分けるのも1つの手です。

海外FX業者と国内FX業者のスプレッドの違いは?

海外FX業者と国内FX業者のスプレッドの違いについて、FX初心者でもわかりやすく紹介します。

海外と国内のスプレッドの違いについて、上記の順番で解説していきます。

固定スプレッドと変動スプレッドがある

スプレッドには基本的に数値が固定されている固定スプレッドと、常に変動する変動スプレッドの2つに分類されます。

国内FXではほとんどの業者で固定スプレッドが、海外FXは変動スプレッドが採用されているのです。

しかし、経済指標などのイベントでは、固定スプレッドでも変動する場合があるので、取引をする際は注意が必要です。

固定スプレッドの場合は、どの業者を選んでもほとんど違いはありませんので、大きなデメリットに繋がることもありません。

ですが、変動スプレッドは常に数値が変わるので、最小ではなく平均で比べる必要があります

平均スプレッドを比べたうえで、狭い業者を選ぶことで取引コストを抑えることができるでしょう。

取引する口座によってスプレッドが変わる

変動スプレッドは海外FX業者ごとではなく、同じ業者の口座ごとにも変わります。

XMの口座ごとにUSDJPYのスプレッドを見てみましょう。

口座タイプUSDJPYのスプレッド
スタンダード口座1.5pips
マイクロ口座1.5pips
ゼロ口座0.1pips(1.1pips)
KIWAMI極口座0.6pips

上記の表のように、XMの口座だけ見てもスプレッドが異なることがわかるでしょう。

他の業者も同様に口座ごとに異なるので、業者だけではなく口座ごとに確認する必要があります

スプレッドを確認する際は、取引を考えている通貨ペアに絞って確認するといいでしょう。

海外FXのスプレッドが広がるタイミング

海外FXのスプレッドが広がるタイミングを3つ紹介します。

広がるタイミングについて、上記の順番で解説していきます。

タイミング①自然災害や戦争などの予期せぬ事態が発生した時

スプレッドは自然災害や戦争などの、予期せぬ事態が発生したタイミングで広がることが多いです。

基本的に取引の流動性が低くなると、通常よりも広がりやすくなります

なぜなら、自然災害や戦争が起こると取引量が減るからです。

自然災害や戦争などの予期せぬ事態が起こった場合は、むやみに取引をするのは控えた方がいいでしょう。

タイミング②取引量が減る早朝や深夜

スプレッドは早朝や深夜など、取引量が減るタイミングも広がる場合があります。

日本時間の5時から8時ころはニューヨークやロンドンの市場が閉まるため、取引量が減るのです。

つまり、日本時間の5時から8時の間はスプレッドが広がりやすいので、取引をするのは避けた方がいいでしょう。

逆に取引量が増える日本時間の21時から23時は、スプレッドが狭くなりやすいです。

スプレッドが狭くなるタイミングを見計らって取引を行うのも、1つの手になります。

タイミング③経済指標が発表される時

経済指標が発表されるタイミングも、スプレッドが広がりやすいので注意が必要です。

なぜなら、重要度が高くなるほど取引を避けるトレーダーが増えるので、一時的にスプレッドが広がるのです。

注目される経済指標一覧
  • アメリカ雇用統計
  • ISM製造業景況指数
  • FOMC
  • CPI
  • GDP

上記のような、経済指標が発表されるタイミングの取引は避けた方がいいでしょう。

しかし、経済指標を利用して利益を上げるトレーダーもいるので、上手に活用してトレードをするのもアリです。

海外FX口座をスプレッドを軸に選ぶ際の注意点

海外FX口座をスプレッドを軸にして選ぶ際の注意点を3つ紹介します。

口座を選ぶ際の注意点を、上記の順番で解説していきます。

注意点①海外FXのスプレッドは「最小」で選んではいけない

海外FXは変動スプレッドを採用していることもあり、常に数値が変わるので最小値で口座を選ぶのは危険になります。

なぜなら、仮に最小値が0.6pipsであっても、平均が1.3pipsならロット計算の時にミスをする可能性があるからです。

スプレッドを軸に口座を選ぶ際は、「最小」ではなく「平均」で選ぶようにしましょう。

注意点②ECN口座を利用する際は必ず取引手数料も計算する

ECN口座を利用する際は、スプレッドだけではなく取引手数料がかかる場合がほとんどです。

つまり、ロット計算をする際はスプレッドに取引手数料も合わせて計算してください。

しかし、取引手数料は業者によって異なりますし、片道の手数料のみ記載している場合もあります。

例えば、「1ロットあたり片道3.5ドル」と記載があれば、往復で7ドル(=0.7pips)かかる計算になるのです。

取引手数料の計算をミスするとロットにも影響がでるので、予想だにしない損失を出す可能性があります。

ECN口座を利用する際は、スプレッドだけではなく取引手数料も加えて計算してください。

注意点③ECN口座は最低入金額が高い場合がある

ECN口座は最低入金額が高い場合があるので、利用する際は注意してください。

例えば、AXIORYのナノ口座の最低入金額は200ドルなので、日本円にすると約28,000円必要になります。

TradeviewのICL口座だと最低入金額が1,000ドルなので、日本円にすると約14万円も必要になるのです。

ECN口座は最低入金額が高額な場合があるので、口座開設前に必ず確認しましょう。

海外FXで取引する前に気になるスプレッド関連の質問

海外FXのスプレッドに関するよくある質問に対して回答します。

上記のよくある質問に対して、順番に回答していきます。

質問①海外FXでスキャルピングを行うにはどこの業者が適している?

海外FXでスキャルピングを行うには、スプレッドと取引手数料を合わせたコストが低い業者を選ぶといいでしょう。

さらに、スキャルピングを禁止にしておらず約定力が高いことも、選ぶ際のポイントになります。

「XMのKIWAMI口座」がおすすめです。

XM KIWAMI極口座の特徴
  • 口座開設ボーナスとして13,000円が貰える
  • スタンダード口座同様に最大レバレッジ1,000倍で取引ができる
  • スワップフリーでマイナススワップでも長期保有がしやすい
  • 最低入金額が5ドルからとFXを始めるハードルが非常に低い

質問②海外FXでスプレッドゼロの口座を取引する際の注意点は?

海外FXでスプレッドゼロの口座を取引する際の注意点は、取引手数料を入れてロット計算をすることです。

スプレッドが狭いECN口座は基本的に取引手数料がかかります。

取引手数料を入れてロット計算をしないと、予想よりも大きな損失を出す可能性が考えられるので注意が必要です。

質問③海外FXのスプレッドと手数料が低い業者はどこ?

海外FXのスプレッドと手数料が低い業者は、ThreeTraderのRawゼロ口座です。

ThreeTrader Rawゼロ口座の特徴
  • 海外FX業界の中でもトップクラスでスプレッドが狭い
  • 取引手数料が往復で4ドル(=0.4pips)とコストを抑えられる
  • 最低入金額が1,000ドル(日本円で約14万円)と高額
  • 短期間に売買を繰り返すスキャルピング向き

USDJPYの場合だと0.47pipsで取引ができるので、非常に低いコストでポジションが持てます

質問④海外FXの実質スプレッドとは何?

海外FXの実質スプレッドとは、往復にかかる手数料とスプレッドを合わせたコストのことを言います。

実質スプレッドを求めることで、ロット計算をする際に役立ちます。

スプレッドと取引手数料をプラスして実質スプレッドを求め、ロット計算をしましょう。

実質スプレッドは最小値ではなく、平均値で計算するとロット計算が狂わなくて済みます。

質問⑤AXIORY(アキシオリー)のスプレッドは他社と比較すると低い?

AXIORYは公式サイトでも記載があるように、業界の中でもトップクラスで低く設定されています

海外FX業者STP口座ECN口座
XM1.5pips0.1pips(1.1pips)
FXGT1.8pips0.2pips(0.8pips)
BigBoss1.7pips0.6pips(1.5pips)
Axiory1.4pips0.5pips(1.1pips)
iFOREX1.0pipsなし
TitanFX1.33pips0.33pips(1.03pips)
Axi1.1pips0.3pips(1.0pips)
HFM1.6pips0.1pips(0.7pips)
Traders Trust1.8pipsなし
IC Markets0.8pips0.2pips(0.9pips)
Exness1.1pips0.7pips(1.05pips)
Tradeview1.7pips0.35pips(0.85pips)
FxPro1.5pips0.4pips(1.1pips)
easymarkets1.5pipsなし
FXDD1.8pips0.6pips(1.19pips)
Vantage2.4pips0.4pips(0.75pips)
FBS1.45pips0.35pips(0.95pips)
Focus Markets1.0pips0.0pips(0.7pips)
ThreeTrader0.59pips0.07pips(0.47pips)
FxPro1.5pipsなし
YADIX1.7pips0.3pips(1.3pips)
VirtueForex2.5pipsなし
IFC Markets1.8pipsなし
MGK International1.5pipsなし
JadeForex1.8pips0.7pips(1.7pips)

上記の表のように、AXIORYは比較的狭いことが分かります。

取引回数を重ねるごとにコストはかさむので、スプレッドを軸に業者を選ぶならAXIORYはおすすめです。

海外FXのスプレッド比較・ランキングまとめ

海外FXのスプレッドについてFX初心者でもわかりやすく詳しくまとめました。

海外FXのスプレッドの比較に関するまとめ
  • 海外FXは業者によってスプレッドが異なる
  • スプレッドが狭い業者で取引をするとコストを抑えられる
  • スプレッドが狭いと別に取引手数料がかかる場合があるので注意
  • 時間帯や特定のタイミングでスプレッドが広くなることがある
  • 海外FXのスプレッドを比較して自分に合った業者を選んで取引しよう

海外FXのスプレッドは業者ごとに全然違うことが分かりました。

さらに、口座ごとにも異なるので取引を行う際は、なるべく狭い口座を選ぶといいでしょう。

しかし、ECN口座のように取引手数料がかかったり、最低入金額が高額な場合があります

スプレッドの狭さだけではなく、総合的に判断をして口座を選びFX取引を始めるといいです

スプレッドの狭さを重視するのであれば、ThreeTraderのRawゼロ口座を選んで取引をしてみるといいでしょう。

以下、Rawゼロ口座のスプレッドになります。

FX通貨ペアスプレッド
USDJPY(ドル円)0.07pips(0.47pips)
EURJPY(ユーロ円)0.2pips(0.6pips)
GBPJPY(ポンド円)0.8pips(1.2pips)
EURUSD(ユーロドル)0.0pips(0.4pips)
GBPUSD(ポンドドル)0.3pips(0.7pips)
取引手数料:往復4ドル(0.4pips)

しかし、ThreeTraderのRawゼロ口座は最低入金額が日本円で約14万円からと高額なので、少額から取引をしたい方はXMのKIWAMI極口座を選ぶといいでしょう

以下、KIWAMI極口座のスプレッドになります。

FX通貨ペアスプレッド
USDJPY(ドル円)0.6pips
EURJPY(ユーロ円)0.4pips
GBPJPY(ポンド円)1.2pips
EURUSD(ユーロドル)0.1pips
GBPUSD(ポンドドル)0.2pips

最低入金額が5ドル(日本円で約700円)からなので、お小遣い程度から取引を始めることができます。

海外FXの手引編集部

複数の口座を開設して取引する感覚を比べてみて、自分に合った口座を選ぶのもアリですね。

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