XMでVPSを使って取引することは可能なの?
XMの無料VPSを利用するための条件や導入方法を知りたい。
XMでは、専用の仮想サーバーでFX取引を行える無料VPSのサービスを提供しています。
XMのVPSは、業界大手で利用者からの評判も高いBeeks社の有料VPSを無料で使える点がメリットです。
利用条件も甘めなので、スキャルピングトレードがメインの方やEA(自動売買システム)を使ったトレードをしたい方は、XMの無料VPSの利用をおすすめします。
この記事では、XMの無料VPSのスペックや利用条件、導入方法などを詳しく解説していきます。
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XMの無料VPSとは?
XMの無料VPSとは、XMでの取引に利用できるVirtual Private Server(仮想専用サーバー)のことです。
VPSとは、仮想専用サーバーのことです。
自宅のパソコンとは別に独立した環境でパソコンを起動できます。
そのため、24時間起動する必要があるEAとの相性は抜群です。
VPS上でEAを起動しておけば、自宅のパソコンはいつ電源を落としても大丈夫ですし、動作も重くなりません。
続いて、FX取引でVPSを利用するメリットを見ていきましょう。
VPSを利用するメリット
XMでのFX取引において、VPSを利用すると以下のようなメリットがあります。
EA(自動売買システム)を24時間稼働できる
VPSの大きなメリットは、EA(自動売買システム)を365日24時間稼働できる点です。
裁量取引を行う場合、取引スタイルにもよりますが、取引チャンスを見逃さないよう常にチャートを監視しておく必要があります。
そのため、「チャートを見ていればここで入れたのに。」と悔しい思いをしたことがある方も多いのではないでしょうか。
EAを使えば、自分のトレード手法やエントリーポイントへ相場が動けば自動的にエントリーしてくれるので、取引チャンスを逃すことがありません。
電気代やPC代などの取引コストを抑えられる
XMの無料VPSを使うと電気代・PC代・サーバー料金を節約できます。
ご自身のPCを使って自動売買する場合、24時間稼働させる必要があるので、PCに負担がかかるだけでなく電気代もかさんでしまいます。
XMのVPSなら、簡単な条件を満たせば無料で使用できるため、取引にかかるコストを大幅に抑えることが可能です。
停電や災害などのアクシデントが起きても取引できる
XMの無料VPSを使うと、万が一のアクシデントでPCが稼働できない状態でも自動売買での取引が可能です。
自然災害や停電、PCの故障などはいつ起こるか分からないので、ご自身のPCでEAを稼働させるというのは現実的ではありません。
自動売買でFX取引を行いたい方は、XMの無料VPS導入をおすすめします。
XMの無料VPSのスペック・条件
次に、XMの無料VPSのスペック・条件を解説します。
XMの無料VPSのスペック
XMの無料VPSのスペックは、以下の通りです。
XMの無料VPSサーバーのスペック
スペック | |
---|---|
メモリ | 1.3GB |
サーバーディスク | 25GB(SDD) |
CPU | 1コア |
データセンター所在地 | ロンドン |
サーバーバージョン | Windows Server 2019 |
スペックの性能については特に高いというわけではなく、無料VPSとしては標準レベルです。
ただし、メモリが1.3GB、CPUも1コアでサーバーもWindows Server 2019にバージョンアップされており、MT4/MT5やEAを複数稼働させる程度ならば問題はありません。
X(旧Twitter)では、XMの無料VPS1つにEAを35個詰め込んでテストした方の投稿があり、高速で接続できているようです。
これからVPSの導入を考えている方は、まずXMの無料VPSを試してみて、満足できない場合は有料サービスへの加入を検討することをおすすめします。
XMのVPSを無料で利用する条件
XMでVPSサービスを無料で利用する条件は、以下の2つです。
- 月末に口座残高が$1,000以上残っている
- XMで1ヶ月に5ロット以上の取引を行っている
口座残高については、月内ではなく月末にVPSを利用している口座残高が$1,000残っていることが必要です。
ロット数の条件については、為替FX・ゴールド・シルバーのみが条件の対象になっています。
株価指数やエネルギー、仮想通貨の取引は条件達成には含まれないのでご注意ください。
なお、口座残高については、以前は$5,000以上残っていることが条件だったのですが、2022年6月に$1,000へと大幅に緩和されました。
1ヶ月に5ロット以上の取引という点は、特に問題ないでしょう。
XMの無料VPSがおすすめの理由
ここでは、XMの無料VPSがおすすめの理由を解説します。
XMは業界大手のBeeks社と提携している
XMの無料VPSは、FXの自動売買に特化した業界最大手Beeks社のサービスを利用できます。
Beeks社は個人、法人向けのVPSサービスを長年にわたって提供しており、50社以上の海外FX業者と提携するなど運用実績に関しては申し分ありません。
また、日本法人(株式会社Beeks Financial Cloud)を設立するなど、日本人向けのサポートも万全です。
XMの取引サーバーから近い
XMの無料VPSは、XMのデータセンターが設置されているロンドンから約1.5kmにあるため通信速度が速いというメリットがあります。
ちなみに、日本国内からXMの取引サーバーまでの距離は約1万kmなので、通信速度が遅くなってしまうことは避けられません。
特にスキャルピング取引を行う場合は、約定力の高さや通信速度は重要なポイントです。
XMの無料VPSなら、取引サーバーまでの距離が短く通信速度も速いため、スリッページなどの遅延を可能な限りなくして高い約定力を期待できます。
XMの無料VPSは利用条件が甘い
XMの無料VPSは、2022年に条件が緩和されてさらに使いやすくなりました。
- 毎月1日に口座残高が$1,000以上残っている
- XMで1ヶ月に5ロット以上の取引を行っている
XM以外の無料VPSサービスを提供している海外FX業者との条件を比較してみましょう。
海外FX業者の無料VPS利用条件
海外FX業者 | 必要口座残高 | 必要取引量 |
---|---|---|
XM | $1,000以上 | 5ロット以上/月 |
Exness | ・$500以上の入金 ・$100以上 | - |
FXGT | $5,000以上 | 5ロット以上/月 |
TitanFX | 残高60万円以上 | 5ロット以上/月 |
XMの条件が圧倒的に緩いわけではありませんが、業界最大手のVPSサービスを無料で利用できる条件としては、クリアしやすい良心的なレベルといえるでしょう。
以前は必要口座残高が$5,000だったのですが、2022年7月に$1,000へ緩和されたことで利用者も増えているようです。
XMの無料VPSの導入から設定方法
ここからは、実際にXMでVPSを導入・設定する方法を解説します。
XMのマイページへログインする
まず、XMの公式サイトからマイページへログインします。
XMの口座開設がまだの方は、以下のリンクから口座開設できます。
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XMのマイページからVPSをリクエストする
マイページの上部に表示されている「口座」から「VPS」をクリックします。
VPSの利用基準を満たしている場合は「お客様の口座は現在 無料VPSをご利用いただけます。」と表示されます。
条件を満たしていない場合は、$28(相当額)が口座残高から引き落とされるのでご注意ください。
このままVPSを申し込む場合は「VPSをリクエストする」をクリックします。
VPSのリクエストを確定する
VPSリクエストの確定画面が表示されたら「確定」をクリックします。
これで、XMからのVPS申し込みが完了です。
続いて、XMのVPSにアクセスする手順を見ていきましょう。
Beeks社のメールからRDPファイルをダウンロードする
XMのVPS申し込みが完了すると、登録メールアドレスへBeeks社から「Welcome to Beeks Financial Cloud」という件名のメールが届きます。
メールには、下記の必要事項が記載されています。
- IPアドレス
- ユーザーネーム
- 初期パスワード
- RDPダウンロードファイル
上記の「Download RDP File」をクリックすると、RDPファイルがダウンロードされ、デスクトップに「Beeksfx」というアイコンが表示されます。
RDPファイルを起動しVPSへ接続する
デスクトップに表示されている「Beeksfx」をクリックすると「このリモート接続の発行元を識別できません。接続しますか?」と表示されるので、「接続」をクリックします。
BeeksのVPSにログインする
VPSのログイン画面が表示されたら、Beeks社からのメールに記載されていたユーザー名・初期パスワードを入力してログインします。
初回接続の際は、初期パスワードの変更を求められるので、パスワードを変更します。
MT4/MT5をインストールする
パスワードの変更が完了すると、VPSの画面が表示されるのでMT4/MT5をインストールしましょう。
MT4/MT5は、XMTrading取引プラットフォームページからダウンロードできます。
以上が、XMの無料VPSを導入する手順です。
XMの無料VPSに関する注意点
ここでは、XMの無料VPSに関する注意点を解説します。
月末に残高が足りないと自動解約される
XMの無料VPSを利用するためには、月末の時点で口座残高に$1,000以上が残っていることが条件です。
残高が足りないと自動解約されるのでご注意ください。
解約後も再びVPSを利用することは可能ですが、もう一度初めからVPSの利用を申し込む必要があります。
無料VPSの申し込みから導入手順については、こちらをご参照ください。
VPSのスペックは標準レベル
XMの無料VPSは、スペック的には標準レベルです。
複数のMT4/MT5やEAを稼働させる分には問題なく利用できますが、サーバーに過度の負荷がかかるEAをいくつも稼働させると動作に影響が出る可能性があります。
下記は、XMが提携しているBeeks社の有料プランです。
XMの無料VPSは、スペック的にはBeeks社の最安プランであるブロンズパッケージと同等レベルです。
ブロンズパッケージでのMT4取引推奨使用量は、「MT4は3つ、チャートが9~10枚程度」と記載されています。
したがって、複数通貨・多くのCFD銘柄を監視したり取引を行いたい方は、場合によっては上位コースへのアップグレードを検討する必要が出てくるでしょう。
複数口座で稼働すると通信速度が遅くなる可能性がある
上での解説に重なりますが、XMの無料VPSはBeeks社の最安プランと同レベルのスペックなので、一度に多くのMT4やEAを稼働させると通信速度が遅くなる可能性があります。
特にスキャルピング取引をメインにしている方にとっては、通信速度の遅延は利益を大きく損なうことにつながります。
通信速度や動作に関しては実際に使用してみないと分からないので、まずは無料VPSを試してみて、それから有料VPSへの移行を検討するというステップがおすすめです。
XMの無料VPSに関するよくある質問
ここでは、Exnessの無料VPSに関するよくある質問をまとめました。
- XMのVPSとは何ですか?
- XMではVPSサービスを利用できますか?
- XMのVPSのスペックはどうなっていますか?
- XMのVPSにはどのようなメリットがありますか?
- XMの無料VPSには利用条件がありますか?
- XMのVPSはスマホからも利用できますか?
- XMのVPSに接続できない場合はどうすればいいですか?
- XMのVPSで日本語が文字化けした場合はどうすればいいですか?
- XMのVPSは解約できますか?
- XMのVPSのパスワードは変更できますか?
- XMではスキャルピングは可能ですか?
- XMではストップレベルは設定されていますか?
- XMの無料VPSはどのような人におすすめですか?
- XMではEA(自動売買プログラム)は使えますか?
- XMのVPSを再起動させたい場合はどうすればいいですか?
- XMではコピートレードを提供していますか?
- XM以外に無料VPSサービスが使える海外FX業者はありますか?
XMの無料VPSまとめ
XMでは、月末の口座残高が$1,000以上・1ヶ月に5ロット以上の取引という条件を満たすだけで、無料VPSを利用できます。
VPSを提供しているのは業界最大手のBeeks社ですから、信頼度に関しては申し分ありません。
また、XMのVPSを使えば、日本国内からアクセスするよりも通信速度が速くなるので、スキャルピングをメインに取引している方なら、さらに利益を伸ばせる可能性があります。
この記事で興味を持たれた方は、ぜひXMの無料VPSをお試しください。
出金拒否の心配なし!
海外FXの手引編集部では、XMについて「ガチ批評」をしました。
XMへの忖度ない意見を知りたい方は、ぜひ関連記事をご覧ください。